やわらか銀行と電話番号

5,6年前の話でしょうか。

大手携帯キャリア会社某やわらか銀行にて、新規でiPhoneの契約をしました。

わたしのスマホ人生は遅咲きでしたので、これがわたしのスマホデビューでした。

帰宅して、何から設定しようかとわくわくしながらiPhoneをいじっていると、着信がありました。

わたしはつい先ほどiPhoneを入手したばかりで、MNPなどでなく完全に新規で契約をしたので、新しい電話番号が付番されました。そしてまだ誰にもiPhoneの電話番号を教えていません。恐らく知り合いからの着信ではないでしょう。しかし、着信があったその時ちょうどiPhoneをいじっていたわたしは、誤って通話ボタンを押してしまいました。

「あ、やべぇ、出るつもりなかったのに!」と焦ったわたしは、とりあえずiPhoneを耳には当てたものの、言葉を発さずに相手の様子を伺うことにしました。すると相手は、

「もしもし?あれ?もしもし、村田さん?」

と言いましたが、残念ながらわたしの名字は「村田」ではありませんので、相手にそのように伝えました。相手は大変恐縮した様子で謝ってくれ、電話は切れました。

わたしのiPhoneの通話バージンは、間違い電話によって奪われたのです。別にいいけど。

 

しかし、その翌日や翌々日…連日間違い電話は来続けました。電話を掛けてくる相手は毎回違う人のようですが、皆決まって「村田さんの携帯ですよね?」と言いました。

恐らく、わたしに今回与えられた電話番号は以前村田が使っていて、村田が携帯を変えたかなんかで電話番号を放棄したにも関わらず、まだその連絡を関係先にしていないのでしょう…迷惑な話です。また、電話をかけてくる人達が皆ビジネスライクな口調なので、村田は営業マンで社用携帯としてこの番号の携帯を使用していたのでしょう。

わたしがこのiPhoneを契約したのは、ゲームアプリをしたいがためでした。元々使っていた別キャリアのガラケーはまだ所持しており、メールや電話はガラケーiPhoneはアプリ専用にするつもりだったので、iPhoneの電話番号は誰にも教えていません。それなのにiPhoneに間違い電話がかかって来るため、ゲームアプリで遊んでいる時に着信→間違って電話に出てしまったり、アプリが中断されることなどが度々あり、頭に来ていました。

 

そんな時、今度はわたしのiPhone宛にショートメール(電話番号宛に送れるメール)が送られてきたのです。内容は「少し遅れます」。

 

はあああああああ!?

知らねぇよ!!!

お前誰なんだよ!!!!

こっちは誰とも何の約束もしてねぇんだよ!!!!

クソッタレエエエエエエエエエ!!!!!!!!!

 

ということで、完全に頭に来たわたしは、やわらか銀行へ苦情の電話をしました。

もう何年も前のことなのでうろ覚えですが、その際のやりとりを以下に記します。

 

わたし(以下 わ)「こないだ新規契約したiPhoneに、知らない人から村田って人宛の電話がしょっちゅうかかって来ます」

やわらか銀行(以下 や)「ご迷惑をおかけしております。弊社では、どなたかが使われなくなった番号を再利用しておりまして…」

わ「それは知ってます。それにしたって間違い電話や間違いショートメールが多くて困ってます」

や「失礼致しました。そうしましたら、弊社ショップ窓口にて電話番号の変更が出来ますので、お手続きをお勧め致します」

わ「わかりました、そうします」

や「番号の変更手続きには手数料がかかりまして…」

わ「え、お金取るんですか?」

や「そうですね、事務手数料として◯◯円が…」

わ「え、おかしくないですか?わたしの都合で番号変えるんじゃないですよ?」

や「…おっしゃることはわかりますが、番号の変更をされるとなりますと手数ry」

わ「わたしもそちらの言いたいことはわかりますよ。番号変更にお金がかかる道理はわかります。でも今回は、そちらが勝手に付番した番号のせいで迷惑電話に悩まされてるから番号を変えたいのに、それの手数料を何故わたしが払うんですか?」

〜約10分後〜

や「…わかりました。上に確認して参りますので、少々お待ちいただけますか?」

わ「はい、待ちます」

〜数分後〜

や「お電話変わりました、やわらか上司(40代くらいの男性)と申します」

わ「はい」

や「お話は先程の担当者から伺いました。この度は大変ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。今回に限り、番号変更の手続き手数料を無料とさせて頂きたいと思いますが、いかがでしょうか?」

わ「是非そうしてください(やったああああ勝ったぞおおおおお!!!)」

や「かしこまりました。そうしましたら、大変お手数ですが、弊社のショップ窓口にて番号変更のお手続きをして頂けますでしょうか」

わ「わかりました」

や「その際にですね、窓口担当から手続きの手数料のご案内があると思うのですが、その時に手数料を無料にさせて頂く件はおっしゃらないで頂きたいのです」

わ「それは良いですけど…それで本当に手数料かからないんですか?」

や「はい。手数料は翌月の携帯ご利用料金と合算してのご請求になりますから、窓口でお支払い頂くことはありませんし、ゆづみそ様のデータはこちらで把握しておりますので、手数料分は請求がいかないように処理させて頂きます」

わ「そうですか。無料になるならなんでもいーです。どーもでした☆」

 

というわけで、基本ヘタレなわたしですが、今回の番号変更はわたしには一切落ち度はないと思っておりましたので、どうしても手数料(たしか3000円くらい?)を払うことに納得できなかったので、最初電話対応してくれたお姉さんにはかなーりしつこく粘りました。

しかし、窓口のスタッフに手数料無料のことを言うなっていうのはどういう意味だったんでしょうか?そんなに手数料無料にするのって、やわらか銀行的にNGだったのかな?だとしたら、やわらか上司さん達にはかなり無理させちゃったんでしょうか…でもわたしは悪くないし…(´・ω・`)

こういうこと(新しい番号に、前の利用者関連の電話がかかってくる)って、割とあるんじゃないかと思うんですが、みんな自腹切って番号変更してるか、間違い電話我慢してるの…?わたしの場合、間違い電話が1,2件なら着信拒否して放置するところですが、連日異なる発信元からかかってくるので、鬱陶しいったらなかったです。

ちなみに番号変更後の請求書を確認したところ、たしかに手数料はかかってませんでした。

 

めでたしめでたし。