通っていた婦人科の話<前編>

※妊娠に関わるデリケートな話題なので苦手な方はご注意を。(生々しいお話はありません)

まだ前編なのにとてつもない長文になりました、ごめんなさい。

 

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今年の5月に第一子となる息子を出産したゆづみそですが、妊娠前〜妊婦健診でお世話になってた婦人科の話。(つーか愚痴)

 

約2年前から妊娠希望だったんですが、なかなか出来ず、元々生理不順だったりしたのが関係あるのかなぁという不安もあり、会社の先輩が行ってるという会社近くの婦人科へ行くことにしたのです。

 

雑居ビルの一室にあるその医院は、小さな個人医院なのに狭い待合室には女性患者がぎゅうぎゅうで、そこそこ賑わってるなという様子。

少し気になったのは、血圧測ったり採血する小部屋が待合室に隣接しているのですが、仕切りはカーテン1枚のみで、初めて来院した時に患者と看護師の話し声が聞こえたのですが、その患者が妊娠希望なんだなぁと察することができてしまう会話が割と丸聞こえなことでした。

別の日には「最後に確認だけど、本当に良いのね?後悔はしない?」といった看護師の問いかけが聞こえたこともあります…。(多分◯絶かなぁと推測…)

 

先生は60過ぎくらいの小さいですが目の鋭いおじいちゃんで、診察室に入るなり「はい、どうしたの?」と訊かれました。妊娠希望だけど生理不順で心配という事を話すと、内診することになりました。内診した先生は「あ〜、あなた子宮内膜が薄いね〜。こりゃ出来にくいかもね〜」と軽く言いました。

(え!?出来にくいって何?不妊ってこと!?)

あまりに軽く普通に言われたので内心混乱したのと、怖くてその時先生にちゃんと訊くことができませんでした。

とりあえず、ちゃんと排卵されているのかなど調べるため、しばらく基礎体温をつけるように言われました。わたしはモヤモヤしながら帰宅、毎朝基礎体温をつける日々が始まったのです。

と言っても、わたしは飽きっぽくて何事も大雑把な上に、基礎体温って起きてすぐの体温計らないといけないんですが、寝起きも悪いしいつもギリギリの時間に起きるのでゆっくり体温計ってゆっくり体温表書いてる暇もなく、でもちゃんとした体温表を仕上げて持って行かないと、あの怖めな先生に怒られる!と思い、なるべく毎日検温してスマホアプリに記録しておき、その記録を元に、初めて体温表を持って行く前日には必死に体温表の作成をしました。

結果、先生には「ちゃんと記録つけれてる」とお褒めの言葉を頂き、「今回も生理遅れてるようだけど、排卵はしてるから来週には生理来るよ」と言われました。

また、その前の週に不妊か調べるための検査の採血をしていたのですが、その結果が出ていて、何らかの数値(忘れてしまいましたすみません)が低めなのが気になると言われました。でも決定的な不妊の原因ではないっぽい。このへん曖昧ですみません。

そして「妊娠出来ない原因を詳しく調べる検査を再来週しよう。まぁ、まだ若いから大丈夫だよ」と言われました。

("妊娠出来ない原因"!?それって不妊ってこと!?"若いから大丈夫"って何!?不妊治療にも耐えれるってこと!?なに?どゆこと!?)

やはり内心混乱したのと、その先生ってなんか怖いオーラをまとっていて、余計な質問して地雷踏んだら説教してきそうな雰囲気なんですよね…大事なことだしちゃんと訊くべきだろうと思いつつも、小心者なわたしは今回も核心部分について訊くことができませんでした…。

ヘタレなわたしももちろん悪いんですが、患者にそういう印象を与えるその先生もどうなんでしょうか…。わたしはその医院へ行くのが少し怖くなっていたし、病院変えようかなとも思いましたが、もう通い始めてしまっているし、何より会社から近くて便利なのと、それゆえ会社の昼休みに行けちゃうんですよね。会社から遠い病院へ通うとしたら、通院の度に会社を休む訳にもなかなかいかないし、もしそんな頻繁に休むとしたら不妊かも知れないことを会社の人達に言わなきゃいけないけどそれも嫌…そんなわけでそこに通い続けるしかありませんでした。

 

さて、そんなわけでモヤモヤしながらも先生が「来週には生理来るよ」と言っていた『来週』にあたる週が、何もないまま終わってしまいました。

先生はわたしの体温表の出来を褒めていましたが、基礎体温をつけるのが初めてなわたし的には「体温表ってこれでいいのかな〜?」って感じだったので、それを元に先生が下した生理予測が間違ってるのか?はたまた、もしかして妊娠したとか?いやでも、先生は「出来にくいかも」って言ってたしね…と、色々考えました。どっちにしろ、翌週には不妊原因検査の予約を取っていて病院に行く予定だったので、その時訊いてみるかと思いつつ、一縷の望みをかけて妊娠検査薬で調べてみることにしました。

すると、まさかの陽性。

嬉しいけど、まじか?先生には出来にくそうと言われたし、何かの間違いなのでは!?ますます頭が混乱しました。この翌日から友人たちと一泊旅行の予定があったので、念のため旅行中の飲酒は控えました。

 

行明けに病院へ行き、検査薬で陽性反応が出たことを伝えると、改めて検査薬での検査が行われました。やはり出現する陽性を示すライン。ラインを確認した看護師のおばちゃんにも「薄いけど、ちゃんと出てるね、おめでとう」と言われました。口では「ありがとうございます!」と言ったものの、まだ先生から言われたこと(出来にくい)が気になって信じられませんでした。

 

わたしの診察の順番になり、診察室へ入ると、あの怖い先生が珍しくニコニコしていて「思ったより早かったね!」と言ったので何のこっちゃと思ったら、妊娠のことでした。

「でも子宮外ってこともあるからね、見てみよう」と先生が言いました。いちいち不安にさせてくるジジイだなと思いました。

そのまま内診でエコー検査をすると先生が、「あぁ、ちゃんと袋見えるね!」と言ったので、袋とは何か問うと、「赤ちゃん入ってる袋(胎嚢-たいのう-というらしい)」とのこと。ここらへんでやっと妊娠の実感が湧きました。

と同時に、しょっぱなから先生に子供出来にくいかもと言われ、そのことを旦那には伝えましたが、事が事だけにそれ以外の人には相談も出来ず、人知れず悶々と過ごしていた約2ヶ月間(病院通いだしてから妊娠判明まで)は何だったのかとか、よくそんなストレス抱えながら妊娠できたもんだとか、なんだかんだモヤモヤは晴れませんでした。

 

というわけで、長くなりましたが前編(妊娠判明編)終了とさせて頂きます。後編は妊婦健診編です。